久しぶりの投稿、本日は私五十嵐ふじこがシェアいたします。
奄美から鶴先生が東京にいらっしゃり、3日間通して稽古をつけて頂きました。鹿児島、霧島、高千穂ご奉納まで2週間!今回は、「あわのうた」「きみがよ」「ひふみ」に加え、新たに「森羅万象~七色舞楽~」の舞をご奉納させていただきます。
2017年春から森羅万象への取り組みが始まり、7月から本格的な稽古に入りました。これは今までのアマミ舞にない壮大な作品となるものです。「花」「水」「風」「ウズメ」「風神雷神」「天照」と、これらの神聖なる存在たちが、森羅万象の世界を生き、大いなる宇宙に導かれていく物語を舞い表現していきます。
初めての試みであり、今まで以上に意欲的に稽古を重ねていかなければならない中で、各パートごとの練習も出来うる限りのことをして来ましたが、ご奉納を目の前にまだまだ準備が出来ていないことを実感する3日間でした。そして、稽古最終日の昨日、森羅万象の作曲を手がけていただきました音楽家の木並和彦さんが、応援に駆けつけて下さったのです。
木並さんは、幅広い活動を通して、数々の作品を世に生み出し大活躍されている方です。これまでも、曲の提供や音楽の面でたくさんのご協力をしていただいております。鶴先生とも長いお付き合いで、お二人の息もぴったり!そして、プロの目から稽古を観て頂いたところで、私達の舞について、フィードバックや貴重なご意見を頂戴しました。
木並さんは、ご自分の作った曲に鶴先生がどのような振り付けを考えられたのか確認した上で、私達に振りの一つひとつに込められた意味を深く理解していくことが大切だと仰いました。緊張感漂う中、このようにプロの目を通して頂いたご意見や具体的なアドバイスは大変貴重です。
特に、森羅万象は美しく舞うことよりも、いかにそのものに成りきるのかが重要であるというご指摘は、先生方お二人とも一致していました。これは、いかに自分自身を無くしていけるかということですね。それ故に、振り付けの一つひとつ、何故ここでこの振り付けなのか考え、その意味を理解することが最優先であると受け取りました。まず気持ちを落ち着かせ、丁寧にゆっくりと振りを身に着けることが大切なのですね。
しかし、これこそが鶴寿賀先生を通してご指導いただけるアマミ舞の神髄なのかも知れません。正直、舞を覚えることで精一杯だったこれまでの私には、そのような心の在り方など意識にありませんでした。大きな存在感を解き放つお二人にとっての森羅万象を、私達の心の羅針盤に届けて下さりありがとうございました。
今ブログを書きながら、鶴先生と木並さんのお言葉を今一度噛みしめている私です。
そして最近、やればやるほど難しいとつぶやきながらも、楽しみながら舞に励んでいるのが不思議です。今という時、あらゆることへの感謝を胸に生きることの大事さを改めて感じました。
いつも、ブログを読んで下さる皆さま、ありがとうございます。
感謝をこめて
五十嵐ふじこ
森羅万象の作曲者である木並さん直々に、作曲者としての想いや、舞への感想を伺えたこと、本当に感動でした‼︎
ありがたいことです。
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素晴らしい方々とのご縁で一つの作品が生れ、そこに携わることが出来て本当に幸せです。
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