2月24日、加計呂麻島は弓師山・高千穂神社にて、アマミ舞に関わり続けている我らが新井里佳さんと、水谷淳一さんの結魂式が執り行われ、お二人は目出度くご夫婦となりました。
何と申し上げて良いのでしょうか…
正直、あの日のことを思うと今でも胸がいっぱいになり、言葉を失ってしまいそうです。それというのも、お式を挙げ、そして島へ移住する計画を現実のものにするには計り知れない準備が必要であるのを垣間見ていた者として、この良き日に親愛なるお二人の新たな門出に立ち会わせて頂いた悦びは只ならぬものがあります。
これまでの人生を完了し、約束の地へと。愛の契りを結び、魂の結婚をするための展開であり、今この時期にお二人が結ばれるのを多くの人が待ち望んでいたことを肌で感じさせて頂きました。
そして、約束の地はあまりに素晴らしく、自然を愛する里佳さんと淳一さんの愛を育んでいくに相応しい、まさに母なる地球の叡智が宿る愛の島でした。
里佳さんは、女神様としてのお役目を果たすが如く、この地に呼ばれたに違いありません。それ故に、聖なる結魂式でありました。
お式の日取りが決まってから当日までの準備は、大変だったことでしょう。
まさしく、これは天の采配!もう何から何まで今まで見たことのない神聖なる儀式のようでした。お衣装は、師匠鶴先生の手によって見事に整っていき、それを見ることが出来た私たちは、本当に幸せ者と言えるでしょう。
加計呂麻島に嫁いでいくのを、まるで我が子のことのように喜んでいらした鶴先生です。同じ奄美に里佳さんが来られることで、アマミ舞の活動や又奄美でしか出来ないことを里佳さんと一緒に手がけていけると楽しみにしていらっしゃっいます。
そんな美しい花嫁を迎えるため、島を挙げての祝い事として集落の皆さん揃っての披露宴は、笑いあり涙あり、最後は老若男女全員が踊り出すという、奄美ならではの、唄と踊りで盛大に歓びを表わし皆んながひとつとなって終わりました。
アマミ舞を通じて、各地ご奉納を共にし、同じ釜の飯を食べた同志である里佳さんが、加計呂麻島に嫁いでいく美しい姿を見届け、更には私たちまで幸せをお裾分けを頂きた記念すべき日に深く感謝いたします。
里佳さん、淳一さん…
ご結魂、心からおめでとうございます。