先日の今井大権現神社でのご神事は、なんと表現して良いか、言葉にならない神聖で深い祈りの場となり、間違いなく大切な何かが生まれ、そしてそれを確実に受け取ったという実感があります。
この度、これぞ正しく”鶴の一声”に耳を傾け、遠く奄美の地を目指して起こし下さった皆さまにより、太古の記憶へと導かれ祈りの力によって、宇宙の一体感が生まれ喜び溢れる「祈の会」となりました。
主催者鶴先生のご挨拶が終わり、神事の始まりは雲龍さんから…
雲龍さんは、笛の演奏者として様々な音楽活動される中、各地で行われる神事において御献奏を数多くされている著名な方です。
先生は、雲龍さんにお越し頂きたいと当初から口にされていました。今回は、是非とも今井大権現で雲龍さんに笛の音を奏でて頂きたいという切なる思いをお持ちでいらした様でした。
雲龍さんは、既に幾つかの主要なの聖地を歩いて祈りに入る準備をしつつ、安木屋場に到着されました。そして、スタッフとして待機していた数名のアマミ舞メンバーは、雲龍さんより貴重なお話を伺う機会を頂き、奄美に関する思いであったり、「祈の会」にご参加する上でのお気持ちを語って下さいました。
奄美に関して、歴史を通して語り伝えられること、多くの方々が異口同音に、奄美は世界の雛形であり地球の根源と呼ぶべき始まりの地であると仰っていますが、雲龍さんのお話を伺いながら、光の存在として宇宙からこの地に降り立ったことを思い出す素敵な体験をいたしました。
そして、何故自分がこんなにも奄美に御縁があるのかを納得したのでした。
今井大権現神社での御献奏は、無限なる宇宙を感じずにはいられませんでした。雲龍さんの語りは、耳を澄ませて心で聴く、自然とその様な美しい姿勢になります。語られることがそのまま笛の音色となり、沈黙から始まる響きはそのまま聴く者の意識と同期させ、まるで古の記憶へと導くかのようでした。
今この時、その始まりの始まりを共にした魂を持つ人々が集まるにことになっているのではないでしょうか!そんなふうに雲龍さんは仰っていらしたのですが、奄美から今この時、私たちはなぜこの地球に存在しているのか見極め、再び原点に立ち還って真の祈りに入ろうという時期なのかも知れません。
静寂な空気に包まれ沈黙が生まれるその瞬間に宿る祈りと笛の音は、平家の皆様の霊魂や目には見えない世界の存在へと…そして奄美の豊かな大地に響き渡ったことでしょう。
上のお写真は、奄美を後にされる雲龍さんを大江さんがお見送りに行かれた際に写したショットです!このお二人は、とても繋がっていらっしゃるように見えますが、宇宙からご一緒にこの地に降り立った深いご縁で結ばれているのでしょうか。
雲龍さん、誠にありがとうございました。
是非、奄美での再会を心から楽しみにしています。
アマミ 富士