舞人たちの舞台裏

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御奉納のお支度は、一大イベントです!神様に捧げる祈りの舞を御奉納するのですから、身を清め正装し失礼のないよう、細心の心配りをして準備します。神社仏閣の敷地内にある重要なお部屋をお借りする際などは特に注意をしなければなりません。

それでも、この時間は舞人の私たちにとって、幸せなひと時でもあるのです。上の写真は、鶴阿弥先生と佐々木恵美子さんのお二人。ちょうど、先生ののお支度が整ったところです。

 

 

 

こちらは、ヘアメイクが終わり、最後に髪に麻ひもを結んでいる場面。貴重なものですので、大切に扱うよう心がけます。舞をする時は、頭の一番上で髪を一つにまとめます。慣れるまで少し時間がかかるのですが、これは神様の前で自分のすべてを御見せするためなのです。麻をつけると、何故か気持ちがしゃきっと引き締まります。

先輩の中島左貴さんや木村差代子さんの存在に感謝です。経験豊富なお二人は、皆さんが美しくなっていくのを微笑ながら暖かくサポートして下さいます。そして、一年前は、こんなことになるとは思ってもいなかった同期の宗形幸江さんや私、五十嵐ふじこも頑張っております。

 

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支度が整うと、「あちらに行って」と案内され向かってみるとお清めの儀式が… 今回は、日本舞踊の大先輩でいらっしゃる田中孝枝さんが特別参加をされ、孝枝さんは御奉納直前に私たち一人ひとりに切り火をして送り出して下さったのです。今回、孝枝さんは伊勢猿田彦神社で頂いたという貴重な火打ち石をご用意されたそうですが、頭の上でカチッカチッとなる音が心地よく、本当に祓い清められた感じがしました。そして、何だかとっても嬉しかったです。

この様に、古くから伝わる日本の伝統を重んじることを、これからも大事にしていきたいですね。

 

今回は、舞人の舞台裏を少しだけご紹介させて頂きました。

つづく…

雄大なる大自然に魅了され…

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今回の鹿児島御奉納は、正しく「森羅万象の旅」でした。私たちは、2泊3日で4か所を巡業、いえいえ御奉納するため観光する時間は全くありませんでした。しかし、バスで移動中、窓から見える景色に自分自身を解き放つ僅かな時間を得ていました。

 

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こんなにも空が大きくて、拡がる大地!段々畑や田園風景の美しさ、遠くに見える山々に心を奪われました。これは、日本が世界に誇れる真の姿なのではないでしょうか。これこそ、世界遺産と言っても良いと思います。本当に大きな感動を頂きました。

 

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鹿児島から宮崎へ!高千穂神社に向かう道中で見る景色は格別で、車内では大きな歓声が湧き上がるほどでした。私たちは、自然の恵みを頂き、自然界の神々に護られて生きているのだと感じずにはいられません。この素晴らしい大地は、森羅万象の神髄を私たちに語り掛けていました。

 

 

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私たち人間は、天地人として天と地を結ぶために生まれてくるのですね。天命を受け取り、一人ひとりが光の柱となって人生の目的を生きる時が今なのではないでしょか。天命を生きる今、その創造は、日々の生活をどのように過ごしているのかに懸かっているように感じます。

 

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雄大なる自然界の姿をみていると、自分自身が拡がっていくのを感じます。そして、改めて私たちは無限に拡がる意識、光であるのを思い出し、今この瞬間にすべてと一つであることに氣づかされるのでした。

 

大宇宙と、この世に存在するすべての神々に心から感謝します。

 

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鹿児島神宮は美しい宮殿のようでした

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鹿児島神宮は、思い出の場所です。ここで初めて「森羅万象~七色舞楽~」を御奉納させて頂くこととなりました。ここは何と氣の良いところでありましょうか。この日は、日差しが強かったのですが、風が吹き小川のせせらぎが私たちんの緊張をほぐすかのようでした。

 

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鹿児島神宮の主祭神は、天津日高彦穂々出見尊と豊玉比売命であられます。神宮の名に相応しい壮麗な佇まいでありながら、平穏と豊かな恵みを感じさせてくれる素晴らしい場所です。

 

 

そして、御奉納の場所となる拝殿は、実に美しく、天上には240枚の草花の絵が書き上げられ、それはそれは豪華でした。その中には、当時の国内には自生しない草花の絵も描かれており、御祭神の御神徳に調和する絢爛さが伝わってくるのでした。そんな中で、「森羅万象~七色舞楽~」と鶴先生の「天のみとびら」を御奉納させて頂きましたこと、心より感謝いたします。

初めて森羅万象奉納舞とあり、私たちはかなり緊張しましたが、あらゆる準備が整った中で神々の存在に見守られながら無事舞うことが出来ました。下の写真は、うずめの三人の舞が始まった場面を撮影したものです。こうしてみると、鹿児島神宮は森羅万象にびったりの場所であったと思います。

 

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終了後は、直ちに移動しなければならなかったため、この美しい神宮また鹿児島の大地をゆっくり堪能することが出来なかったのは残念ですが、是非また足を運びじっくりとこの地を感じて舞を御奉納したいと思います。

 

誠にありがとうございました。

 

2017/9/30 霧島神宮ご奉納

 

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今回のアマミ舞総勢30名と花柳鶴寿賀師匠との鹿児島での御奉納舞は、全ての出来事が完璧なるお計らいの元で、人生を生きる原点に立ち還らせて頂く様な時間でした。

この天孫降臨の地、高千穂河原、霧島神宮、鹿児島神宮、高千穂神社での御奉納舞の一瞬一瞬が、魂の底から喜びを感じ、そこに共に心合わせたアマミ舞の舞人、一人一人の魂とも響き合い、言葉では語り尽くせない喜びと感動を感じた時間でした。今回は、それぞれの神社を事前に取り計らって下さった鬼塚禮兆さんのお陰で、どの神社も信じられないほどの歓待を受け、また、御奉納の前に鬼塚さんより、歴史的な流れと神様のご祭神についてのお話を伺うことができたので、そこで祈り舞える事の有難さを深く感じる事のできる瞬間でもありました。

 

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午前中は、天照大神様のお孫さんに当たる瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)をご祭神とする霧島神宮の特別なご祭殿に上がらせて頂いて、尊き御奉納舞のお時間を頂きました。

霧島神宮は天照大神より、「豊葦原の千五百秋の瑞穂の国に是れ吾が子孫の王たる可き地なり 宜しく爾皇孫就きて治せ行くませ宝柞の隆えまさむこと 当に天壌と窮無かる」とのご神勅を戴いて、三種の神器と稲穂を捧持し、高千穂峰に天降りまして、天壤無窮の皇基を建てられた日本肇國の祖神、瓊瓊杵尊を主祭神として奉斎している所です。

普段は上がらせて頂けることのない拝殿の上へ、階段を一段ずつ上がるごとに、神気を感じ、気の引き締まる思いでした。正式参拝の祝詞が奏上され、玉串奉奠の後、あわの歌、君が代、鶴寿賀師匠による「天のみとびら」をご奉納させて頂きました。

 

鶴先生

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何百回と舞わせて頂いているにも関わらず、いつもその場、その場で感じる感覚と感動があります。その神社のご祭神を始め、共に祈り舞って下さっている数々の目に見えない存在を感じながら、悠久のいのちの流れと、今、ここに、命ある事に対する溢れ出る感謝を感じながら、世界の平安、人々の安寧を祈れる事の幸せを感じます。

 

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奉納後、素晴らしい客殿に案内下さり、宮司様より霧島神宮の由緒をお話し下さり、霧島神宮にしかない鉾餅を頂きました。

この様な機会を導いて下さいましたOさんご夫妻、アマミ舞の創始者、花柳鶴寿賀師匠、そして、舞人一人一人に心から感謝です。

ありがとうございます。

木村 差代子

 

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※写真は、御奉納後に鳥居付近に集まった舞人達。これで全員ではございません。

 

 

龍神様のお出まし!高千穂河原御奉納

皆さま、こんにちは。

いつも、ブログをお読み下さりありがとうございます。本日は、アマミ舞の鹿児島御奉納を予定通りに行い無事終了しましたことご報告申し上げます。9月29日から10月1日まで3日間に渡り、高千穂河原、霧島神宮、鹿児島神宮、高千穂神社にて、「あわのうた」「君が代」「森羅万象~七色舞楽~」の舞を師匠の鶴阿弥率いる総勢30名の舞人により御奉納させて頂きました。

この御神事を執り行うため、現地であらゆることを準備調整し、私たちを鹿児島の地にお導き下さったのが、鶴先生のご友人で在られる宮崎在住の鬼塚禮兆さんです。鬼塚さんは、先生とお呼びするに相応しい方なのですが、暖かく歓迎をして下さり、大きな愛と真心で接して下さいました。改めまして、この場をお借りしてお礼を述べたいと存じます。

鬼塚禮兆さん、この度は、多大なるご支援とご厚意に預からせて頂くこととなりましたが、すべてが天の計らいであり、鬼塚さんとの出会いは奇跡です。心から感謝を申し上げます。

3泊4日のご奉納の旅は、まるで3週間くらい滞在したかのような密度の濃い時の流れでした。ここから回を重ねてシェアしていきたいと思っていますが、一言に、素晴らしい経験をさせて頂きました。しかし、大きなエネルギーが動き、受け取ったものは計り知れず、未だ言葉にして表現するのが難しいというのが正直なところです。

 

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奇跡を受け取っての最初のご奉納はここ高千穂河原です。私たちは、禮兆さんの講話により、この地が天孫降臨の地であり、まずはこちらにご挨拶に参らなければならないという大切なお話を伺った上で、正装し気持ちを整え足を運びました。

講話の内容は、3日間で自分自身の最善を尽くすためのセットアップ、とも言うべき高次元の意識へと向かう貴重なお話でしたが、この時間があったからこそ高千穂河原の大地に立つ心の準備が出来ました。あの瞬間、私たちは大いなる神のエネルギーに包まれました。その圧倒的な光を全身全霊で受け取り身が引き締まる中、これからの日本、世界、そして地球平和への祈りをこめて「あわのうた」「君が代」の舞を御奉納させて頂きました。

 

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舞をした後、天とこの大地とのつながりを肌で感じました。龍神が宿る霧島の地。すると、空には大きな大きな龍のうろこ雲が姿を現し、私たちはもう我を忘れていました。そして、更にその歓びが、再びこの地に戻ってきたという至福と共に遥か昔の遠い記憶につながっていくようでした。正しくここは、高天原であったのです。奇跡に導かれて魂の故郷へ、そしてここから新たなる始まりです。私たちは、暫し歓喜の舞に酔いしれました。

 

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2017年9月29日アマミ舞鹿児島御奉納の始まり始まり…

 

つづく