今日という日に、最後の御奉納の場となった高千穂神社でのお話をいたします。
高干穂神社は、天孫降臨の伝承地を古くから守ってきた神社であると言われています。主祭神は、高千穂皇神と十社大高千穂皇明神。高千穂十八郷八十八社の総社として広くの信仰を集め、鎌倉幕府をひらいた源頼朝は畠山重忠を代参として天下泰平の祈願をし、皇室発祥の聖地に対する尊皇の誠を表したとされる歴史ある神社であります。
まずは、高千穂神社の宮司様に心より感謝を捧げます。また、この神なる地に私たちをお導き下さり、天の恩恵と共にすべての準備を整えて下さいました、鬼塚禮兆さんに深く感謝し御礼申し上げます。
そして、この喜びをブログを通じて分かち合わせて頂けることに感謝致します。
あの時のことを思い出すだけで目頭が熱くなります。
高千穂神社の宮司様は、アマミ舞の舞人たちを待っていて下さいました。心から、私たちを迎え入れて下さいました。2017年10月1日、アマミ舞創始者・鶴阿彌を始め総勢30名の舞人で「あわのうた」「君が代」「森羅万象~七色舞楽~」の舞を御奉納させて頂きましたこと、心から感謝いたします。
4月から稽古がスタートし、「うずめ」「風神雷神」「花」「水」「風」「天照」と各パートに分かれての稽古を積み重ねて来ました。大きな変化変容の流れの中で、各々の人生におけるプロセスやグループとしての様々なプロセスを経て、鹿児島の地を目指し遂に迎えた最終地点。
この高千穂の地で思いもよらない素晴らしきことが待っているとも知らず…
私たちは、神様から頂いた御縁ある地で最後のご奉納に合わせ、精一杯舞わせて頂こうと決めました。高千穂神社に漂う神聖なる空間で、目には見えぬ神々からの祝福を感じながらこれまで経験したことのない何かを感じつつ…
そして、すべては一瞬にして終わり、時は刻々と過ぎ去ろうとするものです。
ところが何ということでしょう!その時、神社参拝に来られた方々の暖かい眼差しと拍手喝采が心に届くではありませんか。
それだけではありません。この由緒ある高千穂神社の宮司様より、身に余るほどのこの上ないお言葉を頂戴したのであります。それは、まさに神なる存在からの啓示のようでもありました。そのお言葉は、私たち一人ひとりの心の襞に浸み込んで、これまで生きてきた人生への報いを施されたかのような尊きメッセージだったのです。
何よりそれは、舞踊家としての豊かなキャリアと経験を持ち、尚且つ舞人を志す私たちを育成しながら今日までの歩んできた花柳鶴寿賀・鶴阿彌への、天からの賞賛であったのかも知れません。私たちは、宮司様の清らかなお声を聴きながら、「天はちゃんと見て居られる」ということを実感したのでした。
宮崎、高千穂へは必ずや再び足を運びます。
そして、今一度、「森羅万象~七色舞楽~」を作曲して下さった、音楽家の木並 和彦さんに感謝いたします。この素晴らしい曲に巡り合えたことと、この曲で舞うことが出来たことを有難き幸せと受け取ります。ありがとうございました。
私たちは、宇宙の中心より大いなる存在達に見守られながら、真を通して悟りに向かう光なのだという真実に理解を深めることが出来ました。
では、高千穂神社での「森羅万象~七色舞楽~」の衣装を着けた私たちをご覧下さいませ。
まるで神話の世界から舞い降りたかの様に愛おしい姿のうずめ達。天衣無縫という志で、すべてを光に導きました。
森羅万象の要、風神・雷神の迫力ある舞は、天と地、光と闇の狭間に存在する創造のパワーを見事に表現しました。
花は花として、この世の苦しみも喜びも包み込む、華麗さと慈悲の心を持ち合わせる大輪の花として自らを開きそして咲きました。
岩戸から姿を現した美しき天照の光明は、この世に永遠の愛と天の恵みをもたらしました。
水の妖精たちは、生きとし生けるすべての存在を清め、新たなる生命の輝きを宿しました。
風は、森羅万象一切の限りない命の循環を目覚めさせ、果てしない宇宙の調和を運びました。
天の計らいとしか思えないこの出会いに、心から感謝申し上げます。
誠に、誠にありがとうございます。
合掌
富士子ちゃん、いつも素敵な報告をありがとう‼︎再び感動が蘇ってきます…
本当にアマミ舞を続けてきてよかった‼︎
まさに天からのご褒美のような体験の締めくくりにふさわしい高千穂での奉納でしたねー宮司様のありがたいお言葉が本当に嬉しかったです‼︎
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左貴さん、人生でかけがえのない貴重な体験でしたね。
先生を始め、アマミ舞をこれまで支えて来られた先輩の皆様にとっては、
まさに至福の歓びであったと思います。
この素晴らしい経験をご一緒させて頂けたことに感謝します。
どうぞ、これからも宜しくお願い致します。
そして、いつもBlogをお読み下さり、
左貴さんの共感を与えて下さりありがとうございます。
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