これは、原種の真菰の苗です。美しく力強さを感じます。この苗を奄美の大地で育て、ここからたくさんのことが始まっていきます。今この時、出雲では、凉殿祭(すずみどののまつり)という古から伝わる真菰の神事が開催される大事な時期であり、6月1日は出雲大社拝殿でアマミ舞御奉納がございます…凉殿祭については、出雲大社hpをご覧ください。
http://www.izumooyashiro.or.jp/saitens/3522
令和という新たな時代の幕開け、始まりの鐘の音は奄美にも響きわたり、鶴先生はその音を確かに耳にしたそうです。しかし、奄美ではただ今、真菰、真菰、毎日朝から真菰のことでで大忙しです。原種の苗を植える作業から始まり、真菰のお茶作りに励んで居られます。ステキな田園風景…見ているだけで癒されますが、これも大江さんの手作業です。
お宅のお庭は真菰の作業場となり、田圃から刈り取った真菰を皆さんで手分けをし、一本一本綺麗にしていきます。最後に根元を縛り、それを掛け干します。今、奄美は初夏に向かい始めているところですが、雨が降ったり止んだりで作業するのもお天気の様子を見ながらで、これが中々大変なのだそうです。
乾いた葉を焙煎し、袋詰して出来たのがこちら。ここまでの作業は、気の遠くなるような道のりだったことでしょう。でも、真菰のお茶を気に入って下さりお届けを待っていらっしゃる皆さまのために集中して取り組むんでいらっしゃるお姿に心を打たれます。でも、ふと手を止めて海に向かうとこの景色…そういって、こんな写真も送って下さいました。この美しいし自然と響き合い、奄美の人々の暮らしは天の恩恵のもとに在ります。
母なる地球へ感謝と祈りを捧げます。