皆さん、こんにちは!
先日、奄美にて、全国マコモサミットが開催され、アマミ舞はサミットのオープニングを飾るステージにて、舞のご披露をさせていただきました。
このプロジェクトは、2年前に立ち上がり、奄美開催ということで、花柳鶴寿賀先生とご主人様である大江強さんの主催となり、2年間をかけて準備されてきました。
大江さんは、10年前から真菰の田んぼを手掛け始め、栽培・生産にご尽力されて来られました。また、出雲大社で毎年6月に行われる真菰の神事、凉殿祭(すずみどのまつり)には、丹精込めて育てた真菰を献上されていらっしゃいます。
鶴先生は、アマミ舞を率いて、これまでに3度に渡り出雲大社でのアマミ舞御奉納を執り行い、太古から聖なる植物として珍重されている真菰の真髄に触れ、その叡智を分かち合うことに貢献して来られました。
近年では、各地で真菰の生産に携わり、真菰を知る人も多くなって来ましたが、真菰の歴史は古く、出雲では神事に欠かせないものとして崇められて来ました。真菰は、人類の宝と語り継がれるほど、私たちが心身共に健全さを保つのをサポートし、野菜やお茶として、又現在では、染物や繊維などにも加工され、様々な製品として活用されています。
そういったことが、マコモサミットの会場では、ご来場者の皆様に分かりやすく展示販売を通して、真菰への理解を深めていただく取り組みとして展開されて、真菰でつながる平和な世界を実現するというビジョンを分かち合う素晴らしいイベントとなりました。
この2年間というのは、世界が大きく変わり始め、不透明な社会の中で、それでも未来に向かう意識を高め、天と地をつなぐという使命を持って信じることが求められてきました。そんな中で「祈り」のもつパワーが今こそ大事であると、鶴先生は病気や怪我を乗り越えて、私たちを導いて下さっていたのです。
どのような状況下にあっても、ご自分の決めたことを諦めずに前進し続けるお姿に、私たち弟子は、より一層祈りの舞に向かうことが出来た2年間でもありました。それは、正しく真菰のもつパワーそのものであり、私たちの中にも存在する大いなる力だと思います。
真菰の素晴らしさを広めるために、マコモサミット開催のために、どれほどお二人がご尽力されてこられたことか、それは計り知れません。
この日、サミット開催の音開きは、石笛の横澤和也さんから始まり、横澤さんの奏でる音の響きに合わせて、私たちは真菰を手に「あわのうた」を舞わせていただき、貴重な体験をさせていただきました。
マコモサミットin奄美・琉球は、大成功!想定していた以上の成果を納めることとなりました。
こんなにも真菰の恩恵を手にすることになるとは思ってもいなかった関係者一同は、真菰のご縁で人の心がひとつになるというビジョンが現実のものとなり、歓喜に震えたのでした。
私たちアマミ舞は、この日を迎えられたことに感謝し、お二人が歩んで来られた道のりに拍手喝采を送り、ここから又新たな道へと、一歩一歩丁寧に精進しながら進んで参ります。
鶴先生大江さん、改めまして、この度は誠におめでとうございます。
本日、 この佳き日に嬉しいご報告をさせていただきました。
アマミ富士