四龍の舞~奄美龍の衣裳

衣裳とは、舞踊をする者にとって大変重要な物であり、衣裳を身につけた時に生まれる何かがあり、身体と心を結びつけて舞い踊る気持ちを高揚させるほどの力を持つ大切な一部です。

この度は奄美を象徴する龍であり、四龍の中心なる奄美龍を舞わせて頂きました。地球の中心と云われる奄美の大地を護っているハブ神様。この奄美にとっての叡智でもあります。その地を耕す人々の道具を考え、デザインされたものが大島紬です。

この紬の工程は、複雑で糸の一本一本に柄をつけ、縦糸横糸を組み合わせ各々の絵が出来ます。古くから龍郷柄(ハブ柄)、秋名バラ(バラと云う農業の道具)があります。

今回の奄美龍は、秋名バラを使仕立てお願いしました。ところがこの秋名バラがすでに織られてなく、いくら捜しても小さな切れ端しかなく、それを継ぎ合わせ何とか形にして格好は付けました。

しかし、出発前日アイロンをかけようと衣文掛けにかけたものを見ると、どうしてもイメージが湧きません。私はその場に立ち尽くしてしまい、ん~んと唸ってしまいました。そして、遂にこれでは舞うことが出来ない!駄目だということで、大急ぎで探し回り漸く一軒の店を見つけました。

一丹それも柄の大きさも良し。イメージが浮かんで来たところに、仕度の方がやって来て「判りました」と持ち帰り、たった一日で仕上げて下さり、翌日、飛行機にのる寸前に衣装を手にすることとなりまして、無事天河様に間に合いました。

大変な思いをしましたが、納得のいく出来栄えとなり、ご奉納では安心して気持ち良く舞うことが出来ました。

この衣装を纏い、奄美龍を天河様にご奉納出来ましたこと、本当に嬉しく思っています。

誠にありがとうございました。

花柳 鶴寿賀(鶴阿彌)

来月、東京に参ります!

世界の至るところで異常気象の影響が様々な形で現れています。この夏を無事に乗り越え、秋の訪れと共に新しい始まりを迎えるタイミング…

そのための準備は欠かせませんね。物事が切り替わる時は、心構えが大切です。

天河大辨財天社でのご奉納では、大変多くの学びと新しい未来に向けてのビジョンを受け取りました。

来月は、急きょ東京へ行くことが決まり、一日稽古をする時間を設けました。又、これまでの数ヶ月を振り返り、ご報告や今後のお知らせもしたく、親睦会も開くことに致しました。

是非、初めての方もお久しぶりの方も、お気軽にご参加下さいませ。

皆さまにお会いするのを楽しみにしています。

花柳 鶴寿賀

日時:9月24日(㊗月)13:30~17:00

会場:目黒駅周辺(お申込み後ご案内いたします)

稽古指導者:花柳 鶴寿賀(鶴阿彌)

8月6日 天河大辨財天社にて「森羅万象 奄美龍の舞」を御奉納する

花柳 鶴寿賀

撮影:三宅 加余子

※稽古・親睦会共に会場の詳細なお知らせは、担当者よりお申込み後ご案内致します。

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ご回答をありがとうございました。 ✨

握手会となってしまった参集殿

御奉納を明日に控えた5日には、柿坂匡孝禰宜宮司様に続いて、柿坂神酒乃祐宮司様の講話のお時間を頂きました。まさか、神酒乃祐宮司様がお出ましになられとは、夢にも思わず、私たちは本当に感激いたしました。

宮司様は、私たちのことを大歓迎して下さり、一人ひとりを我が子の様に無条件の愛で迎え入れて下さいました。

 

 

何と言いましょうか…もう、お姿を拝見しているだけで、言葉に出来ぬほどの幸せな気持ちになるのでした。

講話のお時間の中で、宮司様の方から私たちに対し、何か質問ありますかと投げかけて下さり、質問コーナーの時間もありました。

その中で、「舞をすることに夫の理解が得られないのですが、どうしたら良いのでしょうか!」という、まるで人生相談となってしまった投げかけに対して、「もっと可愛くなって相手に甘えなさい」と仰ったのです。私たちは、そのたった一言に深い深い慈愛を感じ、その場がパッと明るくなって笑いに包まれるひと時を頂きました。

宮司様のお人柄に触れ、皆んなが一つになった幸せな瞬間でした。

講話の時間は、かなり盛り上がり、予定時間を延長して、最後は一人ひとりと握手して下さり、優しくお声を掛けて下さいまして、参集殿がまるで握手会の会場と化してしまいました。

 

 

大きな大きな歓びのエネルギーに満ち溢れ、素晴らしい時の流れの中で、貴重なひと時を体験させて頂きました。

鶴寿賀先生、この様な素晴らしいお時間を作って下さり、本当にありがとうございました。

そして、柿坂神酒乃祐宮司様に心より感謝申し上げます。

 

 

 

 

 

 

 

 

天河に滞在中、毎日6時半から始まる朝拝に参加し、稽古の前に能舞台のお掃除をさせて頂きました。廊下や柱を磨いていると、まるで木から生き生きとした波動を感じ、掃除をしながら身を清められていくプロセスを体験して行くのでした。

4日午後からは、参集殿にて柿坂匡孝禰宜宮司様の大切なお時間を頂戴して、貴重なお話を伺いました。この様な会を開いて頂けるとは、何と恵まれているのだろうと感動を胸に宮司様のお姿に釘づけになってしまいましたが、鶴先生を始めとするアマミ舞の舞人たちに対して、大歓迎して下さり、緊張していた心が和らいでいくようで、大変有り難かったです。

匡孝禰宜宮司様は、天川の地が開かれ弁財天様を祀られるまでのお話や神社にとっての祭りということについてお話されました。そして、祭りは過程が大切なのであり、神様はそこを見ておられると仰っていたのが印象に残っています。それは、私たち一人ひとりの人生においても同じことが言えるのだろうと思いましたし、二日後に御奉納を控えた私たちに対して投げかけて下さったお言葉のようにも感じました。

鶴先生と天河神社との関係は非常に深く、先生はもう30年間御奉納を続けてこられました。天河神社にとって、そして鶴先生にとっても、大きな節目を迎えている今、ここに自分が存在することが奇跡のように感じました。

8月5日は、60日に一度の己巳(つちのとみ)の日、弁天様をお祀りする縁日ということで、天河大弁財天社は早朝から、太鼓や法螺貝の音、お経が境内に響き渡っていました。朝拝に参加した際、このような日にここにいらっしゃる皆さんは、弁天様にご縁が深いですね…宮司様は、そのように仰って、舞を志す私たちに対して、温かい眼差しで見守って下さっていたように感じます。

しかしながら、宮司様のお話を通じて受け取ったものは、節目としての分岐点ではなく、新たなる始まりに立ち向かうタイミングであり、その扉が今開こうとしているという未知なる世界への誘いでありました。

そして、お話の中で、祈りについて、幾度も語られていましたが、祈ること以上に、祈ることが出来る自分になるということが大切…と伝えて下さいましたが、このことが最も重要なメッセージであろかと今も思うのであります。

アマミ 富士 拝

恵美子さんの五十鈴授与式

天河大辨財天社御奉納から、今日でちょうど一週間が経ちますが、今も尚、深い感動が心にあります。今回は、御奉納に至るまで素敵なイベント続きだったのですが、初日となった4日、朝拝の直後に行われたのは、アマミ舞宝珠之位、佐々木恵美子さんへの五十鈴の授与式でした。

御拝殿での、あの美しい光景を私は忘れることが出来ません。

恵美子さんは、アマミ舞が設立されて以来、鶴寿賀先生とご一緒に世界平和と地球への感謝を祈り舞い、国内外で様々な活動をされて来られました。

アマミ舞のことだけでなく、ご自分のお仕事や家庭人としてのお役目めも果たし、忙しい日々を過ごす中で、やり続けるということは簡単なことではありません。

そんな恵美子さんが、今この時期に天河の五十鈴を手になさるということに私は深い感銘を受けました。静寂で厳かな空気が流れる中、柿坂匡孝禰宜宮司様の美しい祝詞が響き渡り、鶴先生と恵美子さんの背中に一筋の光が差し込んでいました。

そして、最上段で神様の元に一旦納められていたか五十鈴を宮司様より、鶴先生の手に渡り、その後に恵美子さんが手にされた後、初めて五十鈴を鳴らしたのです。神聖なる儀式で、恵美子さんが初めて鳴らした鈴の音は、言葉にならない美しく重厚感ある響きとなって、何だか本当に素敵としか言いようがなく、感動して涙が溢れて来ました。

恵美子さんのこれまでの多大なる貢献に心から感謝しつつ、私は、新たなアマミ舞の始まりを感じたのです。

鶴先生も、とても嬉しいそうでした。それはそうですよね…

今回の天河御奉納は、ここから始まりました。

つづく…

アマミ 富士 拝